日進実践日本語養成センターについて
日進実践日本語養成センターは外国人技能実習生の日本語能力、労働関係の法令、及び生活マナー等、日本社会に対する理解を高めることにより、実習実施機関での実習や日常生活が少しでも円滑に進むように、入国後講習に特化した専門施設です。
当センターの特徴
1.急な入国も対応可能です。
通常は入国予定日の2週間前までのご予約をお願い致しますが、急遽入国を決められた場合は、入国3日前までの受入れが可能です。当センターにて速やかに入校頂く準備を致します。
2.大型連休中でも講習を行うことができます。
年末年始、ゴールデンウイーク、お盆などの大型連休期間中でも、1週間40時間の講習を行うことができますので、通常時と同じように配属日を設定することもできます。
3.急病時の対応をします。
集合講習期間中に技能実習生が急病となった場合、24時間対応で医療機関へ引率をします。その際、引率対応料金として別途料金は発生しません。
4.配属後も日本語学習のフォローをします。
「集合講習」を終え、企業配属後も引き続いて日本語学習を続けることができます。(※料金は1か月5,000円(税別)/1人です。)
リモート授業で基本、週1回 〇時間ですが、ご希望により週2回以上の講習が可能です。受講費用はご相談に応じます。
5.体力づくりを実施します。
毎朝ラジオ体操を実施し、軽度筋トレを屋外で行う等、体力づくりに努めます。
教育方針
外国人技能実習生が求められている「日本語能力」とは、日本社会で実習生が、いかにスムーズに生活することができるか、ということです。当センターでは「日本語」のペーパードライバー的な能力ではなく、「運用力」を重視します。一人ひとりに合ったペースで、学習に集中し着実な言語力を身に着けることができ、最終的に自信を持って意思疎通ができるようにサポートします。
また監理団体様の方針に基づいた育成カリキュラムと、経験豊富な講師陣が日本語学習の他にも法令、生活マナー、自律学習等の指導を行い、監理団体様の技能実習生派遣事業を支援することを目的とします。
実習生たち入国後の日本語習得状況から「N3取得者」、「N4 上位者」、「N4下位者」、「N5位者」の4レベルに分け、それぞれのレベルの到達目標を設定し、学習進捗状況をチェックしながら個人指導と習得評価を行います。
1.到達目標の設定
「N3取得者」向けプログラム目標
(1)日本語を使って、実習実施機関での仕事上のやり取りに慣れ、自身の考えを発話することができる。
(2)日本での生活に関する情報を取得し、理解できる。
(3)日本の文化・社会に対する基本的な理解がある。
「N4上位者」向けプログラム目標
(1)相手の質問に対して、正しく返答できる。 待遇関係を意識して話すことができる。
「N4 下位者」向けプログラム目標
(1)相手の質問に対して、正しく返答できる。 日常生活における基本的なコミュニケーション能力を習得する。
「N5位者」向けプログラム目標
(1)必要な生活用語や会話、実習実施機関での作業用語や会話を絞って、繰り返し会話練習と暗記をする。
(2)毎日覚える言葉や会話を設定し、習得する。
2.日本語教育担当者
(1)日本語専門学校の講師や、外国人に対して十分な経験のある有資格者が担当しております。
(2)各クラスに担任を配置しています。
(3)「法的保護講習」時だけではなく、常勤通訳を配置しています。
(4)「学習進捗管理者」を設置します。実習生の講習期間中の進捗状況を把握しながら日本語教師と連携し、必要があれば個人面談、指導を行います。
3.教材
日本語学習オリエンテーション ・生活オリエンテーション ・自律学習オリエンテーション等JITCOが推奨する日本語教材を使用しています。
4.教授方法
実習生の日本語能力に応じて、 日本の生活や、文化、習慣、専門的な分野に関する話題や用語等を用い、実習現場の状況を模擬して、実践的な日本語の会話を繰り返し練習させます。
5.出欠確認・報告
実習生の出欠については、各クラスの講師が確認し、欠席者等がいる場合には、担任或いは「学習進捗管理者」に報告し管理します。
6.自律学習の薦め
自律学習ツールを用いて、ひとりひとり自ら学習計画を立たせて、実行させ、振り返らせ、再計画をたてる能力を養わせます。
7.テスト
入国後の能力測定テストと講習修了テストのほかにテストを毎週行い、自らの習熟度を確認し、自習の計画を立てることを指導します。テスト結果は、監理団体様等、必要な関係者と共有します。
8.体力の鍛え
一か月間の座学で体力を落ちないように、当センターの所有地で毎朝ラジオ体操を行うほかに、軽トレーニングの時間も設けています。
9.5Sの徹底チャック及び指導
当センターは①朝礼前、②昼食後、③夕食後に一日最低3回、台所、寝室、トイレ、浴室、廊下、階段の衛生チェックを行います。髪の毛やごみ等を見つけた場合は、実習生はその場で先生の指導のもとに一緒に掃除を行い、衛生基準を理解し、清潔な状態を習慣化させるよう努めます。
10.評価
自ら設定した目標に達しているかどうか、毎週自己の振り返りをすることを促します。これによって、今後の学習方法や不足部分を見直すことができます。また、各実習生の科目別の評価、受講態度、テストの結果などについて担任講師のコメントを記載した報告書を作成し、配属時に監理団体に提出します。
一日生活時間割り表
時 間 | 授 業 | 場 所 | 授 業 内 容 | |
午 前 | 6:30~
7:50 |
起床、朝ご飯、
掃除(全員) |
歯磨きと洗顔
建物内と外 |
講習センター内 |
8:00~
8:50 |
授業 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 | |
9:00~
9:50 |
授業 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 | |
10:00~
10:50 |
授業 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 | |
11:00~
11:50 |
授業 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 | |
昼
|
11:00~
12:50 |
昼ご飯、休憩 | 食堂、寮 | 静かに |
午 後 | 13:00~
13:50 |
授業 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 |
14:00~
14:50 |
授業 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 | |
15:00~
15:50 |
授業 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 | |
16:00~
17:00 |
復習 | 教室 | 日本語、生活一般に関する知識、技能などの知識 | |
夜
|
17:30~
19:30 |
野菜買う、夕飯作り(当番制) | 自由時間 | コロナ蔓延防止のため、不要不急の外出はひかえてください。 |
20:00~
22:00 |
お風呂 | 人数が多いとき二人ひと組15分ずつ | 洗濯物は21:00までに | |
22:00 | 就寝 | 電気消す、スマホ禁止 | WIFIは22:00までに |
注)掃除箇所:教室全体、トイレ
寮(階段、厨房全体、ダイニング、寝室、お風呂場、洗面所、トイレ、ベランダ)
掃除方法:外地面に水洗い清掃、教室にモップ掛け、絨毯に掃除機、他には専用の洗剤できれいに清掃。
掃除用具、用品:バケツ、モップ、雑巾、掃除機(講習センターのもの)洗剤(講習期間共同使う、残りは配属先に)
介護の講習について
科目 | 内容 | 時間割 | ||
生活一般知識 | オリエンテーション | センターの案内と規則説明 | 1 | 6 |
技能実習生の心構え | 実習生の心得や実習期間中の注意事項及び案例説明 | 2 | 6 | |
警察官より講習及び防災知識講習 | 警察官により交通指導・犯罪防止等、防災センター見学 | 3 | 6 | |
日本語 | 総合日本語 | N3レベル文法・受験対策 | 37 | 120 |
文字語彙 | 漢字の読み書き | 10 | 120 | |
発音 | 聞き取り練習・方言紹介 | 7 | 120 | |
会話 | 日常会話練習 | 20 | 120 | |
作文 | 報告書や日報作成指導 | 6 | 120 | |
介護の日本語 | 介護現場での声掛け練習 | 40 | 120 | |
介護導入講習 | 介護の基本Ⅰ・Ⅱ | 介護職の理解・介護における尊厳と自立支援 | 6 | 42 |
コミュニケーション技術 | 介護でのコミュニケーション技法 | 6 | 42 | |
移動の介護 | 基本的な移動・移乗に関する技術・知識 | 6 | 42 | |
食事の介護 | 基本的な食事に関する技術・知識 | 6 | 42 | |
排泄の介護 | 基本的な排泄に関する技術・知識 | 6 | 42 | |
衣服の着脱の介護 | 基本的な整容に関する技術・知識 | 6 | 42 | |
入浴・身体の清潔の介護 | 基本的な入浴・清拭に関する技術・知識 | 6 | 42 | |
法的保護講習 | 技能実習法・労働基準法・入国管理法 | 専門の外部講師により講習 | 8 | 8 |